小さな覚悟がたっぷりの幸せを生む
幸せな人とそうでない人の大きな違いは、「人とのつながりがあるかどうか」だ、ということをご存じですか?
これは実験結果からわかっていることではあるんだけど、実体験からも「そうだよねー!」って言いたい。
そして、今はさらにその声が大きくなりそうな気分です。
人と関わることってめんどくさい?
私、小さい頃はいわゆるお世話好きで、率先して人と関わることを選ぶような子でした。
だから、委員長とか部長とか、そういうのに声がかかる方だったし、「えぇ~~~」って言いつつ、割と喜んでやってました 笑。
それが年齢を重ねるにつれ、私の関わり方を煩わしく感じる人もいることを知ったり、自分が勝手に期待する見返り(「ありがとう」とかね)が得られないことでガッカリする自分がイヤになったりで、どんどん人と関わること=面倒なこと、に感じるようになっていきました。
大切な少しの人とじっくり深く関わることで満たされたら、それでもう十分だと思うように。
よく知らない、その他の人との付き合いを減らせば、不本意に傷つけたり、傷つけられたりすることもないよねって。
月日が流れ、結婚して、子どもが生まれて、どんなものより大切に感じる関わり(家族)が生まれたこと。
実質的に自分がコントロールできる時間が減ったこと。
要はいちばん大切なものを大切にすることだけで必死な毎日を過ごすようになって、人と関わること=面倒なこと、自分の時間やエネルギーを奪うもの、という考えが余計に強化されていったように思います。
まぁ、お節介気質は多少漏れていたようにも思うけど。
変わることを選んだら・・・
「効率のために人と関わることを避ける自分を変えたい」
そう思うようになったのはほんとにここ数年のこと。
夫の転勤で石川県に来たのは、そんな切り替えスイッチが入った後でした。
来たときに思ったのが、神戸に帰るときに「寂しい」って思えたらいいなってこと。
寂しいと感じられるくらい、人とのつながりができたらいいな、そんな期待を胸にやってきました。
そして、思いの外早く、2年弱で今月神戸へ帰ることに。
今「寂しいな」って思ってます、私。やったー!
そんな私のために、昨日、北陸三県のライフオーガナイザーが送別会を開いてくれました。
思い出話して大笑いして、これからの妄想話して大笑いして。
どっちにしても大笑い。
ほんとに自慢したいくらい、愉快であったかい人たちなんです。
むかって右から
松森里美さん・田中由実さん・私・柴田敦子さん・石井ちよさん・中沢まみさん・大峯静佳さん
しゃがんでくれているお二人は右から
ジャスミンさん・minaさん
当日は残念ながらお会いできなかったけれど、
吉田由香利さん・小竹三世さんからもお気持ちをいただきました。ありがとうございます!
こんな人たちと関われたこと、思い出が作れたこと。
「あぁ、なんてありがたいんだろう。」って今、とてもしみじみ思えている私は、紛れもなく幸せです。
小さな覚悟がもたらしてくれたもの
私が今味わっているこの幸せは、“小さな覚悟”がもたらしてくれたもの。
自分の時間をちょこっと誰かのために使う覚悟。
めんどうなことをちょこっと引き受ける覚悟。
誰かを傷つけたり、傷つけられたりする可能性が増える覚悟。
その“小さな覚悟”を持って、それでも「人と関わりたい」と思ったからこそ、味わえている幸せです。
人と関わることで何かが減るような気がしていたけれど、実際は減るモノより手にするモノの方がたくさん過ぎる!
気持ちも手間もラクであることは大好きだけど、ラクさを人生かけて追い求めたいわけではないわけです。
ラクとか、効率的とか、そういうものの先にあるものを見失わないようにしたいなー、そんな風に改めて感じています。